「腸活」という言葉をご存知でしょうか?
これは、健康な体を手に入れるために腸内の環境を整えるということです。
腸内環境は便秘や軟便に関係があることは広く知られていますが近年では脳への影響が腸内環境に影響を与えたり、逆に腸への影響が脳に影響を及ぼすことが分かってきています。
これを「脳腸相関」といい、腸内環境を整えることが鬱病などの精神疾患への対策にもなるのです。
腸内環境を良好にするためには、腸内細菌である善玉菌を腸内に悪影響を及ぼす悪玉菌よりも優勢な状態にする必要があります。
以下に、自分の腸内環境を調べる方法と腸内環境を整えて善玉菌を増やす方法を記します。
これらを試し、効率の良い腸活を行ってみてはいかがでしょうか?
腸内環境の良し悪しは便を確認することで判断が可能です。
腸内環境が良いと、黄褐色で臭いが薄くバナナ型の便が1~3日おきに出てきます。これは、腸内の善玉菌が悪玉菌より優勢である証拠です。
しかし、腸内環境に問題があると便秘や軟便、強い刺激臭、便が出たのにすっきりしないといったことが起こります。
腸内の悪玉菌が善玉菌より優勢だと悪玉菌が生み出すアンモニアやインドールなどの影響でおならの臭いや口臭が強くなります。
以前よりおならの臭いが気になったり、歯磨きをしても口臭が気になる方は、腸内環境に問題を抱えている可能性があります。
腸内環境を整える方法は、ストレスを減らすです。
近年では、脳がストレスを感じると腸のバリア機能がダメージを受けて炎症が起こり腸内環境が悪くなるという研究結果が出ています。
ストレスへの対処法は色々ありますが、まずはウォーキング、読書、昼寝、瞑想などの手軽に始められるものから試してみることをおすすめします。
納豆、チーズ、ヨーグルトなどの発酵食品には、豊富な善玉菌が含まれており継続的に摂取することで腸内環境を整える効果があります。
これに加えて、善玉菌の栄養となる海藻や野菜に含まれる食物繊維を摂取することで腸内の善玉菌の数が増加するのです。
また、食物繊維には便通を促進してダイエットにつなげる効果や腸内の便が無くなることで悪玉菌の繁殖を抑える効果があります。
腸活を始めるにあたり、自分の腸内環境を調べる方法と腸内環境を整えて善玉菌を増やす方法を知ることはとても重要です。